最近は、お灸について健康系のテレビ番組や雑誌で取り上げられ、自身でもできる健康法として、一般に普及してきました。

ドラッグストアでも簡単にできる市販品を購入することができ、ご自宅でお灸をすえる方も多くなってきました。

しかし一方で、
「ツボに正確にお灸をすえなければいけないの?」
「ツボからずれたら効果がないの?」
といった声も耳にします。

そんな疑問をお持ちの人に、私の見解とアドバイスをお伝えいたします。

私はお灸がツボから多少ずれた場合の効果ついて、条件によっては有効であると考えます。

なぜなら、お灸は温熱刺激による血行促進が、主な作用だからです。
ツボが多少ずれていても、熱がお灸をすえたところから広がって皮膚に伝わるからです。

一方、ツボがずれると効果が出にくい場合もあります。
たとえば「ものもらい(麦粒腫)」や「食あたり(下痢)」の治療は、適確にツボに刺激を与えなければ効果はありません。

しかし、筋肉の疲労回復や冷え症対策のように健康管理を目的としたお灸では、温熱刺激により血行が良くなることによって充分に効果が出せます。

ですから、みなさんがお灸をすえるとき多少ツボがずれていても充分に効果をだすことができるのです。